日本人の食事に欠かせない調味料の一つである「味噌」
購入する単位が大きな調味料の一つです。
しかも、他の調味料とは毛色が異なるので、どういった保存方法が適しているのかわかりにくいのではないかと思います。
特に、一人暮らしの場合だとパックの味噌を購入しても、なかなか使い切れないのではないかと思います。
そこまで高いものではないとは言え、傷んでしまってはもったいないです。
そこで、味噌の適切な保存方法について解説していきます。
常温の際の保存方法と保存できる期間
普通の味噌は、常温でも腐ることはありません。
ですが、発酵が進むことによって風味が悪くなり、変色も起こします。
冷蔵庫で保存すると発酵を抑えて風味を損なうこと無く保存できます。
密閉できる容器で保存すると良いでしょう。
味噌は、「減塩タイプ」や「出汁入りタイプ」の味噌でない限り、常温保存でも腐ってしまうことはありません。
しかし、代わりに「発酵」が進んでしまい、これによって味噌の風味や味、色合いが変化してしまいます。
食中毒こそ起こさないにしても、食べても美味しいとは言えない状態に変化します。
それでも味噌を常温保存したい場合は、密閉できる容器に入れて、冷暗所で保存しましょう。
ただし、気温が高い時期は常温保存で味噌の発酵がどんどん進んでしまいます。
なので、味噌を保存する場合は冷蔵庫での保存が適していると言えます。
空気に触れると発酵を抑えることが出来なくなってしまいますので、密閉できる容器に入れて保存すると良いでしょう。
なお、容器内の味噌にラップをかぶせると、空気に触れさせないようにすることができます。
正しく保存できていても品質は変化してしまいますので、最長でも容器に記載されている賞味期限内に、できれば数ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
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冷凍した際の保存方法と保存できる期間
味噌は、冷凍庫で保存することもできます。
ただし、一般家庭の冷凍庫では味噌を凍らせることはできませんので、冷蔵庫内にスペースが無い場合にオススメの保存方法です。
基本的な方法は冷蔵保存と同じです。
食品の長期保存に適した方法である「冷凍保存」ですが、味噌の場合は事情が異なります。
冷凍保存すると食品中の水分が凍結し、カチカチになるのが普通です。
しかし、味噌の場合は凍ってしまう温度が非常に低く、一般家庭で使用されている冷凍庫程度の温度では味噌を凍らせる事ができないのです。
そのため、味噌の冷凍保存は冷蔵保存と大差ない結果になるります。
言い換えれば、冷蔵庫内にスペースが無く、冷蔵庫での味噌の保存が出来ない場合の代替手段として活用することができるということになります。
具体的な保存方法としては、冷蔵保存と同様に密閉できる容器に入れて、空気に触れないようにして保存します。
冷凍保存の場合も、可能な限り早めに使い切ってしまいましょう。
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腐っているかどうかを判断する方法・賞味期限
普通の味噌は、腐ることがありません。
カビが生えている場合でも、表面だけ取り除けば問題なく食べることができる場合がほとんどです。
常温保存の場合は液体が出る場合もありますが、毒性はなく混ぜれば食べられます。
前述の通り、味噌は減塩タイプ等の特殊な味噌ではない限り、腐って食べられなくなる事はありません。
購入した味噌がどのようなタイプのものであるかを十分に確認した上で保存しましょう。
ただし、冷蔵庫や冷凍庫で保存していても、「カビ」のリスクは避けられません。
ですが、カビが生えた場合でも「麹菌」の影響でカビは味噌の内部まで侵食することはできません。
つまり、カビが生えているのは味噌の表面部分だけであり、その部分を取り除けば残りの部分は食べることができるケースが多いです。
また、味噌を常温保存している場合、味噌から何らかの液体が出てくることがあります。
これは、有り体に言えば「しょうゆ」のようなものです。
つまり、これに毒性や危険性は無く、味噌に混ぜてしまえば普通に食べることができます。
もちろん、取り除いてしまっても問題ありません。
ただし、腐らないとは言っても品質が全く変化しないということではありません。
味噌の場合は腐敗の代わりに「発酵」や「酸化」が進むので、これによって品質が大きく変化します。
具体的には「酸味や渋みが発生する」「黒く変色する」といった変化が発生します。
これらの変化が発生しても、基本的に口にしても害はありませんが、味や風味は大きく変化している可能性があり、往々にして美味しくは無いでしょう。
その前に使い切るように心がけましょう。
まとめ
味噌は、通常のタイプであれば腐ること無く使い切ることができます。
ですが、味や風味を損なうこと無く使い切りたい場合は、冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存して、早めに使い切ることをオススメします。
一人暮らしで大量の味噌を入手した場合は、味噌を大量に使用できるレシピを調べると、順調に味噌を消費することができます。