誕生日会などのお祝い事には「ケーキ」が主役となることが多いです。
しかし、ホールケーキは食べる人数によっては1回で食べきれないことも多いのではないかと思います。
ですが、傷みやすい食材を多く使っていそうなケーキですから、正しく保存できないと傷んでしまい、せっかくの美味しいケーキでお腹を壊してしまう可能性があります。
今回は、ケーキの正しい保存方法、そして賞味期限の目安について解説します。
常温の際の保存方法と保存できる期間
卵や牛乳をふんだんに使用しているケーキは、常温環境下では保存することができません。
気温の高さと、外気に触れることでケーキが乾燥するなど、ケーキを保存する環境としては適していません。
よほど、数時間後には食べ切れるというのであればまだしも、例えば「パーティで食べきれなかったケーキを翌朝まで置いておく」というばあいであれば、常温保存では傷んでしまうリスクが高いです。
特に気温の高い夏場であれば、食べきれなかったケーキはすぐにでも冷蔵庫に入れて保存する必要があります。
冷蔵の際の保存方法と保存できる期間
ケーキの保存方法としては、やはり冷蔵庫での保存が最も一般的ですし、常温保存と違ってすぐに傷んでしまうことがありません。
ただし、保存する容器には注意が必要です。
市販のケーキの場合、大抵は「紙製の箱」に入っているかと思いますが、そのまま保存してしまうと問題です。
確かに、元からケーキが入っていた箱なので、保存するための容器としてサイズの問題は解決できるのですが、紙製であるという点が問題となるのです。
まず、紙製の箱は「冷蔵庫の匂い移り」の問題を抱えており、そのままではケーキに冷蔵庫内の匂いが移り、風味が損なわれてしまいます。
次に「ケーキの水分を吸う」という問題があります。
気温の低い冷蔵庫内では、ケーキに含まれる水分がどんどん損なわれてしまい、出ていった水分を紙製の箱が吸収してしまうので、ケーキが乾燥してしまいます。
なので、ケーキを保存するための容器としては、密閉できて水分を吸収しないタッパー等の容器が適しています。
ですが、ケーキを収納できるサイズのタッパーを持ちでないご家庭も多いかと思いますので、せめて匂い移りを避けるために「ケーキの箱ごとラップで包む」という方法もあります。
どちらにせよケーキは傷みやすいものですので、翌日にはたべきるようにしましょう。
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冷凍した際の保存方法と保存できる期間
ケーキを冷蔵庫で保存する方は多いと思いますが、冷蔵庫は長期の保存には向きません。
すぐには消費できないと分かる場合は、冷凍保存がオススメです。
ただし、水分量の多い果物をふんだんに使用したケーキは、解凍後に食感が大幅に悪くなりますので、取り除いてから冷凍保存するか、すぐに食べきってしまいましょう。
冷凍庫で保存する場合も、冷蔵庫と同じです。
シンプルなものはカットしてからラップに包み、冷凍用の保存袋にいれてください。装飾などがしてあり崩れるのが気になる場合は、ラップをせずそのままタッパーに入れるのが良いですね。
保存できる期間は、ケーキの種類や使用している材料にもよりますが、約1ヶ月ほど保存することができます。
食べる際には、食べる予定の数時間前に冷蔵庫に入れて自然解凍すると美味しく食べることができます。
また、完全に解凍せずとも半分凍った状態でも意外とおいしいのでオススメですよ。その日に合わせて解凍具合を変えてケーキを楽しむのも良いですね。
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腐っているかどうかを判断する方法・賞味期限
ケーキは傷むと変な臭いがしたり、カビが生えます。
ケーキ屋でケーキを買うとだいたい「本日中に食べるように」という指示がされたシールが貼ってありますよね。
ケーキは使用する食材として「卵」「牛乳(牛乳で作られているものを含める)」など、傷みやすい食材が多いという特徴があります。
しかも、多くのケーキはそのまま再加熱することができない種類の物が多く、加熱殺菌による食中毒の回避も難しいです。
冷蔵庫での保存の場合、保存開始した状態によっては翌日でも傷んでしまうリスクを抱えてしまいます。
食べる前に、ケーキの状態を十分に確認しておきましょう。
また、ケーキの種類によっては外見上は目立った変化がなくても、内部では菌が繁殖して食中毒のリスクが高い状態になっている可能性があります。
常温で放置していた、もしくは冷蔵庫で何日も保存していたという場合は、既に食べられない状態になっている可能性が高いので、食べずに処分したほうが無難です。
まとめ
ケーキは、どうしても長期保存には向かない食べ物です。
冷凍保存する場合は、冷凍に適さない食材が含まれていないことを確認した上で、やはり早めに食べきることが必要になります。
翌日までに食べきれない量は購入しないようにして、それでも食べきれない場合は早めに冷凍保存を開始するようにしましょう。